PLAY THE GUITAR VOL25

早弾きについて


早弾きについての考察

ギターソロに興味を持った人の多くは、いわゆる早弾きというプレイに挑戦し ていると思います。
CD等からコピーしてみたり自分のアドリブに取り入れて みたりとギターソロで早弾きがとり入れられるケースは多いため、得意になるに こしたことはありませんが、機械的なプレイになりすぎないよう気をつけると いいと思います。意味もない早弾きは曲全体の雰囲気をこわす場合があるのでアドリブ 等にとりいれる場合曲全体のアレンジを考えて取り入れるといいと思います。
とはいっても弾くだけで大変な場合が多いですから、今回はいくつか簡単なポイントを 掲載させていただきます。

早弾きプレイのポイント

  • 早引きのコピーについて

    早弾きが取り入れられている曲のコピーにチャレンジされている方は多いと 思いますがレコードと同じクオリティーで弾くことは実際はかなり困難なこと だと思います。
    以下その原因を考察してみます。

    1. CD等でプレイしているプロミュージシャンは、ギター歴・練習時間共にかなり長くやっているはずです。

    2. かなりうまいにもかかわらず、たいていの人が練習好きで毎日長時間ギターを弾いています

    3. 自分のアルバムのためオリジナル曲であることが多く本人の得意な運指パターン等でプレイされているケースが多いです。

    4. でまわっている楽譜は必ずしも弾きやすい運指になっているとはかぎりません。

    5. 海外のプレーヤーは手の大きな人が多いため、手が小さな人は運指を工夫して ひく必要がありますが、その場合ピッキングパターンも複雑になる場合があります。

    6. 多くのプレヤーは自分が弾きやすいギターやオリジナルモデルを所有している 場合が多く環境的にもととのっています。

    7. レコーディング自体かなり時間をかけて何度もとりなおす場合が多く、当然ベスト テイクを収録してあります。

    以上のことを考えると一般的にはレコードと同じクオリティーでの演奏は、いくら才能がある人でもかなりの練習量と努力が必要になると思われます。
    早弾きのコピーは、なかなかうまくいかなくても、あせらず時間をかけてじっくり取り組んでみましょう。

  • ほんの少し参考程度のコツ

    1. かなり早いフレーズと思って、必要以上に右手を早く動かして(ピッキング)、 左手(フィンガリング)とのバランスをくずしている事があります。テンポをよく 確認してみましょう。

    2. 早いフレーズも楽譜だけにたよらず、多少なりとも耳コピーできるようにしましょう。
      何回も聞いてフレーズをある程度聞き取れるようにしないと 、自分にもよく聞こえてない状態では、弾いててどこが弾けてないのかすら気づかないという事になってしまうおそれがあります。

    3. 一番重要なことは、自分が弾ける速さで自分が納得いくよい音で練習することです。メトロノームを使用して少しずつテンポを上げていくのもよい練習方です。



  • 実際の練習方法について

    1. 自分の好きな曲を選び、リズムを意識して練習します。リズムが崩れないように 気をつけましょう。

    2. 簡単なエクササイズとして、同一弦上で中指と人差し指を交互に弾く練習や、 薬指と小指を交互に弾く練習(ピッキングを意識して左手と右手のコンビネーョンが みだれないようにして下さい。)や苦手な指使いを自分で見つけて練習する(個人で 差があるため自分で発見してみて下さい。)などいろいろ考えながらためしてみて下さい。自分の苦手なパターンを発見するのもいい練習になります。

    3. ピッキングの練習では、開放弦でもどこを押さえてもかまいませんが、1弦と2弦を交互に弾く練習も効果的です。これは2パターンあり1弦をダウンピッキング、2弦をアップピッキングで弾いてみる方法と2弦をダウン、1弦をアップで弾いてみるやり方が あるはずです。どちらも練習してみましょう。

    4. 早引きの練習は、継続して弾いている時間は10秒程度とか意外と短いものです。1つのフレーズを1分間弾き続けると非常に手も疲れるし長く感じるかも知れませんがいい練習になります。(腱鞘炎などに注意してください。)


    参考になるといいのですが

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